経営・情報に関する用語は、米国から「グローバルスタンダード」と「IT」 の潮流に乗って輸入されたカタカナ語、英略語が多用されます。 また、なかには横文字風日本語もあります。 本辞典は、これらのわかりにくい用語を、ひとことで解説するものです。 簡素すぎて世間一般の認識と食い違う場合があり得ますが、ご了承ください。
ア カ サ タ ナ ハ マ ヤラワ A BC DEF GHI JKL MNO PQR STU VWXYZ
IR: Integrated Resort:複数の観光施設を持つ「統合型リゾート」 ボラリティ:(株価、需要、為替などの)変動性 ボラティリティ(volatility)の略語? SaaS: Software as a Service:ユーザが必要とする機能だけをwebブラウザ経由で使うソフトウエア。 クリック:コンピュータの操作に使うマウスのボタンを押すこと。
アイデンティティー:(1)独自性 (2)自己認識 アウトソーシング:(1)外部委託 (2)間接部門の別会社化 アカウンタビリティー:説明責任 アクセス:(1)接続 (2)交通手段 (3)参入 アジェンダ:検討課題 アセスメント:影響評価 アドワーズ広告:インターネット検索サイトの検索連動型広告 アナリスト:分析家 アプリケーション:適用 応用 アメニティー:快適環境 快適さ イノベーション:技術革新 インキュベーション:起業支援 インサイダー:内部関係者 インセンティブ:意欲刺激 インターネット:世界のコンピュータ通信網が連結されてできた、通信の公道 インターンシップ:学生の職業体験研修 インタラクティブ:双方向的 インデックス:索引。見出し。 イントラネット:インターネットと同じ技術で作った企業内ネットワーク インフラ:社会基盤 エクスペリエンス・エコノミー:娯楽・教育・脱日常・審美などの経験でもたらされる感動創造を商売にすること エンパワーメント:権限委譲による能力開発 オンデマンド:注文対応
ガイドライン:指針 ガバナンス:統治 キャッシュフロー:現金の出入り 現金残高の増減 キャピタルゲイン:資産益 クライアントサーバー:コンピュータシステムの構成方法のひとつ。中央のコンピュータと端末のパソコンの両方で処理をする。 グランドデザイン:全体構想 グローバルスタンダード:米国の流儀 ケーススタディ:事例研究 検索エンジン:キーワードを使って検索できるwebサイト コーポレートガバナンス:経営者の不正行為を取締まること コールセンター:消費者向け商品に関する電話質問、苦情窓口 コア:中核 コアコンピタンス:企業の儲けの源泉となっている強み・得意技 コミットメント:(1)関与 (2)確約 コモディティ:日用品・一般商品 コラボレーション:共同制作 コンカレントエンジニアリング:製品開発などの業務を複数部門で同時並行に進めること。 コンセプト:基本概念 コンセンサス:合意 コンソーシアム:共同事業体 コンテンツ:情報内容 コンファレンス:会議 コンプライアンス:法令遵守
サプライサイド:供給側 サプライチェーン:製造業者・卸業者・小売業者・消費者の間の取引関係の総称 サプライチェーンマネジメント:材料、仕掛、製品の在庫を減らすこと サマリー:要約 シーズ:タネ シェア:(1)占有率 (2)分け合う システム:しくみ しかけ 系統 体系 シミュレーション:模擬実験 シリコンバレー:アメリカのサンフランシスコ郊外の俗称 情報・通信産業のメッカ スキーム:計画 スキル:技能 スクリーニング:ふるい分け スクリプト:コンピュータの処理手続き記述したもの。プログラムと同義。 スケールメリット:規模効果 スタンス:立場 ステイクホルダー:個々の企業と利害関係のある株主・顧客・取引先・従業員・行政機関 ストックオプション:自社株購入権 株式公開を目指す新興企業の従業員活性化策の切り札 ストックヤード:一次保管所 ストレージ:コンピュータのハードディスク スパイウエア:個人のパソコンに潜入し、パスワードなどを盗み出すソフト。 スパム:迷惑メールを大量配信すること。 セーフガード:緊急輸入制限 セーフティーネット:安全網 セキュリティー:安全 セクター:部門 ゼロエミッション:排出ゼロ ソリューション:問題解決
ダイヤルアップ:電話回線やISDN回線を通じてインターネットに接続すること タスク:作業課題 タスクフォース:特別作業班 チューター:学生や新入社員に対するマンツーマンの指導者 ツール:道具 デジタルデバイド:情報格差 データベース:コンピュータに保存した一覧表 データマイニング:大量のデータから因果関係や法則性を見つけること デーモン:UNIXで、メモリに常駐して基本サービスを提供するソフトウェア デビットカード:買い物を銀行カードで支払うこと デファクトスタンダード:業界標準 デフォルト:(1)債務不履行 (2)初期設定 デマンドチェーン:企業間と消費者との間の取引関係を消費者側の立場で総称するもの デリバリー:配達 ドットコム:インターネット関連のビジネスを手がけるベンチャー企業の総称 ドメイン:インターネット上の住所 トラフィック:(1)交通量 (2)通信データの量 トレーサビリティ:履歴管理 トレンド:傾向
ニッチ:マス市場の周辺の突端部分にある市場。 ニューエコノミー:ITと金融の組み合わせでもたらされる好不況の波が高くなる現象 ネチケット:ネットワーク・エチケットを一語にまとめた造語 ネットワーク:(1)通信回線 (2)人脈
パートナーシップ:協力関係 バックオフィス:受注センター、ヘルプデスク、経理などの事務管理部門 バナー:パソコン画面に登場する横断幕状の広告 バランススコアカード:企業の通信簿。財務、顧客、業務、組織の4教科の成績で示す。 バリアフリー:障壁なし バリューチェーン:企業間と消費者との間の取引関係を付加価値の面から総称するもの ビールゲーム効果:フォレスター効果に同じ ビジネスモデル:目新しい商取引や業務のしくみ ビジョン:展望 ビットバレー:渋谷 シリコンバレーの日本版 ファイヤーウォール:組織・企業内ネットワークへ外部から侵入されるのを防ぐシステム ファウンドリー:受託生産専業製造業者 ファブレス:製造を外注へ委託して工場を持たないこと フィッシング詐欺:金融機関などを装ったwebサイトなどから個人のクレジットカード番号を詐取すること。 フィルタリング:選別 フェローシップ:研究奨学金 フォレスター効果:小売り業者、卸、製造、原材料と上流に行くほど需要変動が増幅する現象 フォーマット:文書の書式。コンピュータの記憶媒体の記録形式。 フォローアップ:追跡調査 プライオリティー:優先順位 ブラウザ:WEB画面を閲覧するためのソフトウェア ブルウイップ効果:フォレスター効果に同じ ブレークスルー:突破 フレームワーク:枠組み プレゼンス:存在感 プレゼンテーション:発表 フレックスタイム:自由勤務時間性 ブロードバンド:テレビなみの動画が送れる通信回線 ブログ:ホームページで公開する個人の日記。ウェブログ(weblog)の短縮形。
プロトコル:コンピュータ間の接続方法、データのやり取りの手順・ルール プロトタイプ:原型 プロバイダ:個人のパソコンを電話回線経由でインターネットに接続してくれる業者 フロントオフィス:営業、生産などの前線部隊の業務を指す ベストプラクティス:先進企業の業務のやり方 ベンチマーキング:先進企業のモノ真似をすること ベンチャー:新興企業 ベンチャーキャピタル:新興企業に資金を提供するハイリスク・ハイリターンを狙う金融機関 ポータルサイト:インターネットの入口となるサイト 他の多数のサイトへ接続している ホールセラー:(1)卸売業 (2)企業・銀行向けの金融業 ボーダーレス:無境界 ポートフォリオ:資産構成 ホスティング:コンピュータの賃貸し業 ポテンシャル:潜在能力 ボットネット:パソコンが知らない第三者から遠隔操作される状態になること。 ボトルネック:支障
マーチャンダイジング:小売店の品揃え作戦 マクロ:巨視的 マスタープラン:基本計画 マネジメント:経営管理 マルチメディア:複合媒体 ミスマッチ:不釣合い ミッション:使命 ミッションステートメント:行動規範 メガコンペティション:世界中の競争 メンター:起業家や後輩に対する助言者、支援者 メンタルヘルス:心の健康 モチベーション:動機付け モデム:コンピュータを電話回線に接続する装置 モニタリング:継続監視 モビリティー:移動性 モラルハザード:倫理崩壊 企業で行う活動の善悪が区別できない人
ライフサイクル:生涯過程 ライフライン:生活線 ライブラリー:図書館 リアルタイム:即時 リテール:(1)小売り業 (2)個人向けの金融業 リテールサポート:小売店支援 リテラシー:読み書き能力 活用能力 リニューアル:刷新 レンタルサーバー:Webサーバーの容量の一部を間貸しするサービス ホスティングと同義 ログ:パソコンやホームページの通信記録・利用状況の記録 ログイン:接続開始 ロゼッタネット:電子商取引のデータ交換標準のひとつ ワーキンググループ:作業部会 ワークショップ:研究集会 ワントゥワンマーケティング:個人別販売戦略
A2A: Any to Any:B2B、B2C、C2B、C2Cの総称 ABC/ABM: Activity-Based Costing/ Activity-Based Management:活動基準原価計算/活動基準原価管理 間接費を管理するための原価計管理手法 ADSL: Asymmetric Digital Subscriber Line:電話線を使った高速のインターネット接続方法 AGV: Automatic Guided Vehicle:荷役運搬作業を行う無軌道式自走車 APS: Advanced Planning and Scheduling:工場の日程計画を作成する情報システム ASP: Application Service Provider:インターネット経由で使える企業向けの計算、データ処理サービス業者 ATP: Available To Promise:納期回答のための情報システム
B2C: Business To Consumer:パソコンで注文できる個人向けの通信販売 BPR: Business Process Reengineering:工期短縮や人員削減を目的とした業務の再編 BTO: Build To Order:受注生産方式 C2C: Consumer To Consumer:オークションなどの個人間取引 CALS: Commerce At Light Speed/ Continuous Acquisition and Life-cycle Support/ Computer aided Acquisition and Logistics Support/ Computer Aided Logistics Support systems:設計・製造・調達の間のデータ交換のスピードアップを狙うこと CM: Constraint Management:(TOCに同じ) COBIT:Control Objectives for Information and related Technology:ITガバナンスの成熟度を測る方法。 CRM: Customer Relationship Management:顧客サービスを改善すること CRP: Continuous Replenishment Program:VMIに同じ CSR:Corporate Social Responsibility:企業が顧客と株主以外にもサービスすること CTI: Computer Telephony Integration:電話やFAXをコンピュータに直結して顧客対応を手抜きする仕組み
DTP: Desk Top Publishing:机上出版 出版物のデザイン等をパソコン上で行う出版方式 DWH: Data WareHouse:大量データ保管装置 EC: Electric Commerce:パソコン画面にしか登場しない通信販売店舗 ECR: Efficient Consumer Response:消費者ニーズに迅速に対応するため流通業と製造業が緊密に協業すること EDI: Electronic Data Interchange:受発注、図面などの商取引情報を通信回線を通じてコンピュータ間でやりとりすること EMS: Electronics Manufacturing Services:電気機械の受託生産専業製造業 米ソレクトロン社が有名 ERP: Enterprise Resource Planning:会計、労務管理、販売管理、生産管理などがセットになった企業向けのパッケージソフト EUC: End User Computing:IT部門が持つコンピュータのデータを、パソコンにコピーして使うこと EVA: Economic Value Added:経済的付加価値 企業の自己資本に対する利益率の指標 FAQ: Frequently Asked Question:頻繁にある質問 FCF: Free Cash Flow:借金の出入りを除く現金の出入り キャッシュフロー参照 FMEA:Failure Mode and Effects Analysis:1950年に米国の国防省が開発した故障の影響解析手法。 FSP: Frequent Shoppers Program:たくさん買ってくれる上得意を、ポイントカードを使って厚遇すること FTA:Fault Tree Analysis:960年代前半に米国のベル通信研究所が開発した故障原因の解析手法。
GPS: Global Positioning System:全地球測位システム GUI: Graphical User Interface:マウスで操作できる画像中心のコンピュータ画面 HDI: Help Desk Institute:お客様相談窓口業務の業界団体 HTML: Hyper Text Markup Language:Web画面を作成するためのコンピュータ言語 IDS: Intrusion Detection System:企業などのネットワークへの不正侵入検知システム。 IIF: Institute of International Finance:国際金融協会 多国籍銀行の利益団体 IPO:Initial Public Offering:株式公開 証券取引所に上場すること IPv6: Internet Protocol version 6:インターネットで使う通信手順の最新版 アドレスの桁が多い IR: Investor Relation:株式公開企業が証券関係者向けに行う宣伝活動 IT: Information Technology:(1)パソコン、携帯電話、電気製品のこと (2)それに関連する仕事と人 ITコーディネータ:企業の戦略的情報化にあたり経営者を補佐する人 ITIL: The Informatin Technology Infrastructure Library:ITサービス管理の業務のやりかたを示した教科書 ITS: Intelligent Transport System:高度道路交通システム 事故防止・通行情報の提供・道路料金自動収集などをめざす
J2EE: Java2Platform Enterprise Edition:次世代企業システム構築に使う標準と目されるコンピュータ言語 JAVA:コンピュータ言語のひとつ どのコンピュータでも実行できる特徴がある JIT: Just In Time:トヨタ生産方式 平準化生産計画・1コ流し・段取替短縮が特徴 JPNIC: JaPan Network Information Center:日本国内で利用されるIPアドレス及びJPドメイン名を割り当てる機関 KPI: Key Performance Indicators:業績評価指標 LAN: Local Area Network:事業所内のコンピュータ用通信回線 LLC: Limited Liability Company:有限責任会社。会社の内部ルールを組合と同様に自由に決められる。 LLP: Limited Liability Partnership:有限責任組合。組合の利益には課税せず、組合員に直接課税する。監査法人や法律事務所などの専門職種の組合に向く。
MEMS: Micro Electro Mechanical Systems:微小電子機械システム MOT: Management of Technology:企業の技術戦略と技術開発管理 MRP:(1)資材所要量計画、経営資源所要量計画 (2)マルコフ再生過程 (3)増毛法のひとつ
PDA:Personal Digital Assistant:携帯情報端末 PDQ: Product Data Quality:製品データ品質。 PLM: Products Lifecycle Management:製品ライフサイクル管理。製品の設計・生産・販売に関するデータを一元管理すること。 PRTR: Pollutant Release and Transfer Register:企業が使用する化学物質の排出、移動等の記録、公表を義務づける法律 QR: Quick Response:顧客ニーズの変化に迅速対応することをめざした活動 R3:ドイツを本拠とするSAP社製の世界一有名なERP。(ERP参照) RDB: Relational DataBase:関係データベース。コンピュータのデータを表形式で表す。 ROA: Return On Assets:資本利益率 掛け金に対して毎年いくら儲かったかの比率 ROI: Return On Investment:投資利益率 掛け金に対して通算いくら儲かったかの比率
SCP: Supplychain Planning System:企業間の需給計画を支援する情報システム SFA: Sales Force Automation:営業マンの業務効率を向上させるための情報システム SIPS: Strategic Internet Professional Service:eコマースの立案・構築・運用・広告の総合受託業者 SOA: Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ。プログラムに他のプログラムとの連携機能を持たせる開発手法。 SOX: Sarbanes-Oxley Act:2002年に制定された米国のサーベンス・オクスリー法。上場企業に会計監査制度の充実と内部統制強化を求めるもの。 SPA: Specialty store retailer of Private label Apparel:衣料品の製造小売業者 最近ではファーストリテイリング(ユニクロ)が有名 SQL: Structured Query Language:データベースの登録、検索のためのコンピュータ言語 SSL: Secure Socket Layer:インターネット上での電子取引に使われる代表的な暗号化技術 TCP-IP:世界で最も普及しているコンピュータ間の通信ルール TDM: Time Division Multiplexing:1本の通信線に複数信号を時間割り当てで送ること。時分割多重。 TLO:Technology Licensing Organization:技術移転機関。大学が持つ研究成果の移転や産学共同研究の推進を実施する。 TOC: Theory Of Constraint:企業のなかで売上・利益を上げるのに一番障害になっている所を、集中的に改善すること TPM: Total Productive Maintenance:組織的・体系的に実施する設備・施設の保全活動 TQM: Total Quality Management:組織的・体系的に製品の品質や業務の質を向上する活動 UNIX:コンピュータの基本ソフトのひとつ 無料版がLINUX
VE: Value Engineering:設計段階に遡って製品の機能を上げ、コストを下げる手法。VAの発展形。 VPN: Virtual Private Network:通信の公道である安いインターネットを使いながら、通信の秘密を守ろうとする技術 VMI: Vender Managed Inventory:供給者が製品在庫を適切に補充し、需要者は使ったぶんだけ支払う「富山の薬売り」方式 Web:インターネットを通してパソコン上に表示される画面 Web EDI:受発注、図面などの商取引情報を、パソコンだけで見られるしかけ Webサーバー:ウェブシステムにおいて情報送信を行うコンピュータ WDM: Wavelength Division Multiplexing :波長分割多重。1本の光ファイバーに何色もの光を通して大量データを送る。 WDM: Windows Driver Model:Windows 98/Me/2000/XPで共通して使えるデバイスドライバを開発する方法。 WEF: World Economic Forum:世界経済フォーラム ダボス会議開催で有名な団体 WTO: World Trade Organization:世界貿易機関 XML: eXtensible Markup Language:インターネット上でのデータ交換に使われる言語 今後の標準と目されている ZD: Zero Defect:仕事上の誤りをゼロにすることを目標にした、全員参加型の自主的管理活動。
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