2.評価を変えて全員で取り組む (4)納入リードタイムの評価指標 生産清流化は「全員参加」で取り組む。その手段として評価指標を変える。納期に問題のある会社では納期に関する指標が整備されていないことが多い。ポイントは評価指標の定義を明確にすることである。納入リードタイムで例を示そう。 月曜日に受注したものを翌週月曜日に納入したら、リードタイムは何日だろうか。ここで土日は休日とする。まず「8日」とカウントする方法がある。これは受注当日を1日目として休日に無関係に暦日でカウントした場合である。 「7日」というカウント方法もある。受注当日を0日目として暦日でカウントした場合である。さらに受注当日を1日として土日を抜いた稼働日でカウントすると「6日」である。また受注当日を0日として土日を抜いた稼働日でカウントすると「5日」である。「4日」というカウント方法もあり得る。これは土日を抜いて、火水木金の「中4日」としたものである。 さらに、受注1件に複数製品含まれる場合、受注毎か?製品毎か?という問題もある。そして1種類の製品を分納したら場合の日数はどうカウントするかという問題もある。これらのカウント方法を厳密に定義しておかないと、評価指標として使えない。
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